初めての転職で履歴書に何を書けばいいか
初めての転職で履歴書を書こうとすると、「志望動機をどう書けばいいか」「自己PRに何を書けばいいか」と悩んでしまう方がほとんどです。新卒のときに就活本やエントリーシート対策で苦労した経験があるほど、転職でも同じくらい気合を入れなければいけないと感じてしまいます。
しかし、結論から言えば転職の履歴書は難しく考える必要はありません。採用担当者がまず確認するのは、立派な志望動機ではなく「基本情報・学歴・職歴が正確に書かれているか」というシンプルなポイントだけです。
特に現場・工場・運送・警備・販売・サービス系の求人では、応募者の経歴が事実通りに書かれているかが最重要視されます。背伸びをした文章を考えるよりも、正確に淡々と書くことのほうがずっと大切です。
在職中の転職活動での注意点
初めての転職で多いのが、「現在の会社に在籍したまま転職活動をする」ケースです。このとき、職歴欄の書き方で迷う方が非常に多いので、書き方のルールを押さえておきましょう。
現職は「在職中」と書く
現在も働いている会社については、入社年月のあとに**「現在に至る」と記載し、最終行に「以上」**と書くのが基本です。
2022年4月 株式会社○○ 入社
現在に至る
以上
退職日が決まっていない場合
「内定が出たら退職する予定」という段階で履歴書を出すケースもあります。この場合は、無理に退職予定日を書く必要はありません。「現在に至る」と書いておき、面接の場で「内定をいただき次第、1〜2か月以内に退職する予定です」と口頭で伝えれば十分です。
退職日が決まっている場合
すでに退職日が確定しているなら、本人希望欄にひと言添えておくと親切です。
本人希望欄:現職は2026年6月30日付けで退職予定です。
採用担当者は入社可能日を知りたがっているだけなので、長々と書く必要はありません。
転職理由は履歴書に書かなくていい
「転職理由を備考欄に書いたほうがいいのか」と悩む方がいますが、履歴書に転職理由を書く必要はありません。
転職理由は面接で必ず聞かれる項目です。聞かれたタイミングで答えれば十分で、履歴書に先回りして書いてしまうと、かえって読みづらく、ネガティブな印象を与えてしまうこともあります。
特に「人間関係が合わなかった」「給与に不満があった」といった理由は、文字で書くと実際以上にマイナスに見えてしまいます。面接の場で表情や言葉のニュアンスを添えながら話すほうが、はるかに伝わりやすいのです。
履歴書はあくまで「経歴を正確に伝える書類」と割り切り、理由や背景は面接に取っておきましょう。
職歴の書き方
職歴欄は、在職中か退職済みかで書き方が少しだけ変わります。
在職中の場合
2018年4月 株式会社○○ 入社
2022年3月 同社 退職
2022年4月 株式会社△△ 入社
現在に至る
以上
すでに退職している場合
2018年4月 株式会社○○ 入社
2022年3月 同社 退職
2022年4月 株式会社△△ 入社
2026年3月 同社 退職
以上
会社名は正式名称(株式会社○○)で書きます。「(株)○○」のような略称は避けましょう。部署名や担当業務まで詳しく書く必要はなく、職務経歴書のほうでカバーすれば十分です。
よくある失敗3選
最後に、初めての転職者が履歴書でやりがちな失敗を3つ紹介します。
1. 現職を書き忘れる
意外と多いのが、現在勤めている会社を職歴欄に書き忘れるパターンです。「まだ在籍しているから」「退職してから書こう」と判断してしまうのですが、これはNGです。現在働いている会社も必ず職歴に含め、「現在に至る」と書くのが正解です。
2. 転職理由を書きすぎる
備考欄や本人希望欄に、転職理由を長々と書いてしまうケースです。「キャリアアップのため」「家庭の事情で」など、簡潔な一言ならまだしも、何行にもわたって理由を綴るのは逆効果。履歴書はシンプルに、理由は面接でが鉄則です。
3. 学歴を省略する
「もう社会人だから学歴はいらないだろう」と高校・大学を省く方がいますが、これも避けたいミスです。学歴は高校入学から書くのが一般的で、職歴と並んで採用担当者が必ず確認する項目です。省略せず、入学・卒業の年月を正確に記載しましょう。
まとめ
- 履歴書は「正確さ」が最優先。立派な志望動機より基本情報を丁寧に
- 在職中なら「現在に至る」「以上」で締めるのがルール
- 転職理由は履歴書に書かず、面接で答えれば十分
- 現職の書き忘れ・転職理由の書きすぎ・学歴の省略は避ける
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